経営方針

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、1965年の創業以来「かけがえのない生命のために」という創業精神の下、「医療を必要とする人と支える人の架け橋となり、健康でより豊かな生活に貢献することですべての人々を笑顔にします」という企業理念を実現するため、医療現場の課題を的確に捉え、その解決に真に役立つ価値の創造と提供に努めております。こうした企業活動を通じて、株式会社として適正かつ効率的な運営を図り、健全な利益を確保して企業価値を高め、株主・患者さん・医療従事者・取引先・地域住民等全てのステークホルダーの皆様の利益・幸せを実現することを当社グループの基本方針としております。

(2) 目標とする経営指標

 当社グループは、当社グループの持続的な発展と企業価値の向上を目指し、2020年3月期を最終期とする中期経営計画《GAIN 2020》を策定し、売上高620億円、営業利益25億円を達成することを具体的な数値目標としております。

(3) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題

 当社グループを取り巻く環境は大きく変化しており、日本国内では、高齢化の進展に伴いIoT、AI等を活用した革新的な医療機器の開発により新たな医療機器やそれを用いたサービスの需要が創出されると予測されます。海外市場では、中国、アセアン等の新興国においては、医療インフラの拡充等により医療ニーズが高まり、医療機器の需要が拡大することが予測されます。こうした環境変化を事業機会ととらえ、スピーディーかつ柔軟に対応し、収益を確実にあげていくために、中期経営計画 <> を推進しております。「顧客起点での事業推進」と「全社的な生産性向上」を基本戦略として、グローバルに、スピード感をもってイノベーションを推進し、新たな時代を切り開くため、以下の課題に取り組んでおります。

機構改革:ビジネスユニット化

 ビジネスユニット(以下BU)型組織により、高度で専門的な医療現場の様々な要求に迅速かつ的確に対応できる体制を推進してまいります。
 ・ホスピタルプロダクツBU(輸液・栄養領域)
 ・サージカル&セラピーBU(透析領域及び外科治療領域)
 ・ブラッドマネジメント&セルセラピーBU(血液・細胞領域)

次世代事業の創出

 医療の安全と効率化、患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上へのニーズは今後ますます強まるものと思われます。当社は、こうした流れを確実に捉え、AIを使った診断機器、アプリケーションを活用した検査機器等、新技術を活用した医療機器等の開発により、次世代事業創出の推進力にしたいと考えております。

グローバル展開の加速

 当社における売上高の海外比率は35%(2019年3月期)を占めます。これまで日本で培った技術やノウハウをもとに現地企業と連携する等アライアンスを促進することにより、比率を40%まで増加させることを目指します。

最適生産の推進

 日本国内市場に対してはコスト競争力の強化と付加価値の高い製品の投入が必要となります。また、拡大を続ける海外市場に対しては供給能力の増強が要求されます。こうした市場ニーズに機動的に対応するためには、グループの最適地生産を、スピード感をもち的確に進めることで、グローバル競争に勝ち抜く供給体制とコスト競争力を確立してまいります。

コトづくりの強化

 医療に対する課題解決の方法は、決して一つではありません。医療現場が気づいていない一歩進んだ解決方法を提案することによってコトづくりを推進し新たな顧客価値を提供してまいります。